管理

置き場所について

秋から冬は、日の当たるところで、夏は日陰になるところが良いです。寒さには強い方ですが、高温多湿が苦手です。

お水の管理について

<基本>
お水をやりすぎて過湿になると根腐れしてしまいます。比較的乾燥に強いので、乾燥気味に育てるのが良いでしょう。
ただし、極端な乾燥には注意です。
用土が乾いたら、鉢底からお水が出るくらいにあげます。1度お水をあげたら乾くまでほっておきましょう。

<注意点>
冬の水やりは午前中に行います。午後や夜にあげてしまうと、夜から朝の冷え込みで、霜柱が立ち、株を痛めてしまいます。
夏の水やりは、朝か夕方に行います。昼間にやると、蒸れてしまい、株を痛めてしまいます。鉢の温度を下げる意味で、夕方にやるのも良いです。
また、梅雨や秋雨には注意です。可能であれば、雨をよけて、過湿にならないようにしてあげると良いです。
私が育てている株は、長雨にもあてて育てているので、梅雨や秋の長雨でも問題ありません。

用土について

<基本>
水はけが良い用土に植えるのが良いです。クリスマスローズ用の用土も販売されているので、そちらを利用するのも良いでしょう。
私は、赤玉土・鹿沼土・日向土・その他有機質などをブレンドしています。
ご自身の水やりスタイルにあった用土配合にしても良いと思います。

<注意点>
クリスマスローズ用の用土でなくても良いですが、水持ちの良い用土で植えてしまうと、お水の管理が大変になるかもしれません。

肥料について

<基本>
冬から春にかけてが生育期なので、緩効性肥料や、液体肥料を10日に1回程度定期的に与えます。

<注意点>
6月〜9月は、暑さが苦手なクリスマスローズは、半休眠状態です。この時期に肥料を与えると、根や株を傷めてかえって逆効果なので与えません。

植替えについて

<基本>
植替えの適期は10月〜3月頃です。1年に1度1回り大きな鉢に植替えてあげましょう。

<注意点>
古い土は落とし、根腐れしている根っこがあったら、切り落としましょう。
根っこを切った場合は、切った量に応じて葉っぱも少し落としてあげるとバランスが取れます。

季節ごとのお手入れについて

古葉切り

無茎種のみの作業ですが、新しい葉っぱが出て、生長を始める11月〜1月頃、それまでにあった葉っぱは地面近くに寝てきます。
そうしたら、地面から5cmくらいのところで切り落とします。
寝てなくても、新しい柔らかい葉っぱが出てきたら、古く硬くなった葉っぱは切ってしまっても良い場合もあります。
新しい柔らかい葉っぱを傷つけてしまい、そこから病原菌が入ってしまうかもしれません。
「病気について」にも書いていますが、古葉切りをする際は、1株ごとにバーナーでハサミを消毒するか、植物性ウィルスを不活性化させる第3リン酸ナトリウムを使いましょう。

花がら摘み

種を取らないのでしたら、花(正確には萼)が色あせてきたころ、花首のあたりで切り落としましょう。
種をつけてしまうと、そちらに余分な体力を使わせてしまいます。無駄な体力を使わせず、株の成長に使ってもらいましょう。

病気について


大体が多湿条件で発生するものです。それぞれの詳細は記載しませんが、株が込み入っているようなら葉っぱを切り、風通し良く育てると良いでしょう。
  • 灰色カビ病(ボトリチス病)
  • 苗立枯病(カビ)
  • 軟腐病(細菌)
  • ベト病(露菌病)

  • 吸汁性の害虫によって感染するものもあります。オルトランなどの殺虫剤を撒くと良いでしょう。
    また、これらは古葉切りの際のハサミでも感染しますので、1株ごとにバーナーでハサミを消毒するか、植物性ウィルスを不活性化させる第3リン酸ナトリウムを使いましょう。
  • ブラックデス(ウィルス)
  • モザイク病(ウイルス)
  • 害虫について


    クリスマスローズには毒があるので、害虫の発生は少ないですが、食害するものもいますので、気を付けましょう。
  • ハマキムシ
  • アザミウマ(スリップス)
  • ダニ
  • ナメクジ







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